出来事

相場に影響をもたらす出来事の種類は実に少ないのです。

金融政策の転換などは、実のところあまり大した影響を持ちません。そのような出来事に対しては、相場に参加するものは強い関心をもともと持っていて、そのリスクに対する備えもきちんとなされていることが多いからです。

統計結果もほとんど無意味と言って過言ではありません。統計資料は過去についてのデータです。商品先物をやる上で、3ヶ月前のデータはほとんど役には立ちません。

本当に重要な出来事は、突発的な出来事のみです。商社も取引員もあなたも予想できなかった出来事が起こった場合には、すぐさま飛び乗るべきです。例を挙げれば、製造工場での大事故や自然災害などです。これらには相場の特質を一瞬で変えてしまう力があるのです。

しかし、たとえば冷夏などは予想されることがありますね。

ある出来事が突発的なものかどうか見分けるのは、実のところ簡単です。突発的な出来事に対しては誰も備えができていません。ですから、相場が敏感に反応するはずなのです。

出来事に対して1日以内に値幅制限の少なくとも半分に達する大きさの反応しなければ、その出来事はすでに折り込み済みであるため、それを理由にポジションをとるべきではありません。

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