精神修養

私は、投機家の成功を左右する最大のファンダメンタル要因はまさに投機家自身だと思います。

肉体的なことから

糖や炭水化物の過剰摂取は投機家にとっては良くないようです。血糖値が不安定になり、精神状態もまた不安定になってしまいます。

投機家にとっては、脂肪をよく燃やせるような体質作りは多いに役に立ちます。脂肪の代謝が良い状態ならば、血糖値は安定するからです。

このような体質作りのためには、非常に軽い有酸素運動を行うことです。足早に歩いたり、通常「ウォーミングアップ」とされている運動を行うことです。筋肉痛が残るようでは駄目です。また、脂肪を燃やす体質を作るという目的ならば、無酸素運動は一切やるべきではありません。

閉眼禅

十分な睡眠をとっておきます。

座り後こちがまあまあで、背もたれが垂直にかなり近い椅子を選びます。背もたれにバネがついているものはいけません。最良の椅子はオーケストラの団員が座る椅子ですが、なければ折畳式の椅子でもかまいません。

タイマーを30分にセットし、両足を肩幅に開いて椅子に腰掛け、手をひざの上に置き、目を閉じます。タイマーがなるまでの間、モゾモゾしたりコックリコックリしたりしないで楽にやりとおすことができれば、合格です。一度でも眠気などで首をカクッと動かしたりしたらやりなおしです。

開眼禅

目を開いてやるということ以外は閉眼禅といっしょです。3メートルくらい離れたところにある壁を見つめます。

瞬きはかまいませんが、眠くなって瞼が重くなれば不合格です。

実際にやってみると、こちらのほうがはるかに難しいことがわかるでしょう。

自己対話――練習

十分な睡眠が絶対に必要不可欠です。また、実行する際には空腹であってはなりません。疲れている時にも、実行を控えてください。

自分自身に質問をしたり指示をしたりして、それに応えていきます。声に出す必要はありません。気分が良くなり、何か気がついたことがあるまで、それぞれの質問や指示を繰り返して使用します。

まずは自己対話に必要な時間を確保します。

「自己対話を開始します!」――強い意図を持って自らにこう告げます。

「楽しかった出来事を思い出してください」――自らに次の指示を行い、自らそれに応えます。繰り返し指示を行い、毎回応えていきます。途中で眠くなったり、肉体的に様々な感覚が生じるかもしれません。気分が良くなって何か気がついたことがあれば、それで終わりです。これを終了現象と呼ぶことにします。もちろん、その指示に終了現象が起こらなくても、その対話の終了予定時間近くになれば、あまり反応が出ていないところで対話を中断しなければなりません。この場合には、次回の対話に同じ指示を続けて用います。

「自己対話を終了します!」――強い意図を持ってこう告げます。

自己対話――嘘

練習と同じように自己対話を行いますが、次の指示を用います:

「あなたの投機活動について、何か嘘をついてください」

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